斉藤瑞樹さん 【国立デブレツェン大学】

短いのか、長いのか、僕がハンガリーに来て4年が経ちました。

僕がハンガリー医科大学を選んだ理由
なぜ、今まで一度も海外での留学経験が全くない僕がハンガリー医科大学に入学しようかと思ったのか。それはこれからグローバルな人材が求められる、もしくは日本に限らず世界中で働いていくにあたって英語で医学を学ぶことが大きなアドバンテージになると考えたからです。元々僕は研究者になることが夢であったため、日本以外で働けるという選択肢が増えるというのは非常に魅力的でした。

ハンガリーでの生活
さみなさんが一番気になっているであろうハンガリーでの生活について少し。 まず全ての科目を英語で勉強するということ。先ほど述べたように僕は全く留学経験が無く、英語に関しては受験勉強でしか学んできませんでした。もちろん学校が始まって最初は不安もあり、苦労することも多くありました。しかし英語をつかった生活に慣れるにつれてそう感じることは少なくなりました。無理やりにでも英語を使う環境に置かれることで英語力は嫌でも伸びるので今は不安でも大きな心配はいらないと思います。 ハンガリーでの生活での大変なところ、これはきっと日本の大学でも同じなのかもしれないですが、とても多くのテストがあるということ。生活は非常に忙しく、息をつく間もなく学期が終わります。その中で自炊したり、掃除洗濯等生活を維持していく力が求められます。また、日々積み重なるストレス、疲れをどう処理していくのか等の健康管理も非常に大切です。僕もハンガリーに来るまでは一人暮らししたこともなく忙しさに圧倒されることも多かったですが、何度も失敗しては改善をし、そう繰り返すうちになんとかそれらをこなしていくことが出来るようになりました。

これらからわかる通り、ハンガリーでの生活はとても大変ですが、医師になるために必要な知識だけでなく精神的にも成長することができる環境だと思います。何としてでも己の夢を叶えたいという強い気持ちがあるなら、来る前の何倍も大きく成長できるハンガリーへ是非いらしてください。そんな熱意ある皆さんにお会いできるのをハンガリーで楽しみに待っております。