ヘアリチュケ・マティーナ綺香さん 【国立センメルワイス大学】

ハンガリーに来てから２年が経とうとしています。

私がここに来るきっかけとなったのはインターネットのサイトでした。高校２年生のころ、海外の医学部に行って英語で医学を学びたいと思い立ちインターネットで調べていたところ、ハンガリー医科大学事務局が目にとまり、資料を読み「これだ！」と両親を説得しました。高校卒業後半年間、日本でバイトをしながら自分で英語の勉強をして過ごした後こちらに渡ってきました。

２００９年９月、来た当初は慣れないハンガリー語や知らない土地でちゃんとやっていけるのか、また、初めて一人暮らしをすることに少し抵抗がありましたが、周りの友達も同じ境遇なので一緒に勉強をしたり、食事をしたり、時間を共有することでストレスを発散したので、あまり日本を恋しく、さびしくなることはありませんでした。

予備コースの頃は毎日のようにHMUのスタディールームに通い、そこで勉強することで自分の勉強のリズムを作ることができました。すべて英語での勉強は簡単ではありませんが、その分理解できた時はすべてがつながり達成感があります。私は、こちらに来てから化学や生物について理解したことが多い気がします。

他の国の医師を目指す友達と共に切磋琢磨しながら毎日を過ごし、他国の文化に触れながら、英語で医学を勉強できることはこれからの時代に求められている状況なのではないかと思います。これからも厳しい道のりは続きますが、地道に積み重ねていけば無理な道ではないと信じて頑張りたいと思います。