ハンガリーの医学部

ハンガリー

Medical Schools in Hungary

  1. ハンガリー医科大学事務局トップ >
  2. ハンガリーの医学部

ハンガリー

ハンガリー
人口 998万6000人 首都 ブダペスト
面積 9万3030k㎡ 言語 ハンガリー語

ヨーロッパのほぼ中央に位置し、国土は日本のおよそ1/4、人口は約1,000万人で日本の約1/12の小国です。しかし、豊かな自然に恵まれており、教育・研究レベルも高く、ノーベル賞受賞者の人口における割合は、世界一です。また、元ハプスブルグ家の統治下でもあったことから、長い歴史と文化の香りが高く、留学生が勉強するには非常に良い環境です。2004年にEU加盟以降、経済や社会インフラも発展してます。ハンガリーで取得した医師の免許はEUの27カ国の全ての国で自動的に認定されます。

国立センメルワイス大学・ペーチ大学・セゲド大学・デブレツェン大学の4医学部は、WFME(世界医学教育連盟)に認定された医学部であり、卒業と同時に取得する医師免許はEU圏内で承認されています。 ハンガリーの医師免許は次の国々、または地域で認められています。

  • ● EU各国:医師免許
  • ● アメリカ:USMLE(United States Medical Licensing Examinations)の受験資格
  • ● カナダ:MCCEE(Medical Council of Canada Education Examination)の受験資格
  • ● 日本:医師国家試験の受験資格(個々人が審査を受ける必要がある)
  • ● イスラエル、ギリシャ、インド他:医師免許(国により研修等の必要がある)

ハンガリー国立大学医学部

『なぜ、ハンガリーの国立大学医学部が日本人学生にとってベストなのでしょう?』

1 高い教育水準と英語での医学履修

ハンガリーの医学は東ヨーロッパでは最もレベルが高いと言われています。それは、ノーベル医学賞の受賞者数や、英語での医学学会誌での論文発表数等から、その高レベル度が推し量れます。

ハンガリー国立大学医学部での英語のプログラムは、30年も前から始まっており、その実績は大きな広がりを持っています。卒業生は、イギリスをはじめとするEU国内はもとより北米など世界各国で活躍をしています。中には日本の医師国家試験に合格し、医師免許を取得しているハンガリー人の卒業生もいます。

2 総合的な人間力を問う入学審査

入学審査では、入学時の学力よりも、6年の努力を支えるモチベーションと人物像を重視しています。 医師にふさわしい全人格的な学生を選抜しています。偏差値の1点、2点の差でいい医師を選ぶことが出来るとは考えていません。

医学は修了までの道のりが最も険しい学問と言えるでしょう。また修了した時には人の命を扱う一生の業となります。「人の命を救いたい」という医師として最も大切なモチベーションが重要な点と考えています。

3 費用面でのメリット

日本の私立大学の医学部と比較すると、生活コスト、授業料の面においても負担が大きく軽減されます。

受入大学

ここに参加する4大学は、質や費用の面から厳選された大学です。世界的にもレベルが高く、その医師免許はEU(European Union、欧州連合)で共通の医師免許として認められています。プログラムを運営している教授陣は学問的に非常に質が高く、セミナーは、少人数で行われています。

予備コースと本コース

予備コースは、本コースに直接入学するには英語や生物、化学、物理の知識において不安のある学生がその準備のために入るコースです。予備コースから本コースへ進学する進級率は、90%以上と高く、予備コースから本コースへ進級することは問題ありません。日本の入学試験で何度も失敗して医学部に入ることが出来ないことを考えれば、チャレンジする甲斐があると言えます。

1年生、3年生、4年生の夏休み(各3~4週間)、6年生の約1年間(40週間)は、病院研修をすることとなりますが、下記の地域で研修を受けることが可能です。在籍大学の承認を得ることによって、在籍大学以外で研修をすることができます。この研修を通じ、卒業後すぐに医師として活躍できるような実践的な医師の養成を目指します。

1年生終了後  看護研修
3年生終了後  内科研修
4年生終了後  外科研修
6年生1年間   ローテーション研修(クラークシップ)

  1. 1. 在籍大学の附属病院
  2. 2. ハンガリー認定団(HAC)が認定する日本の病院
  3. 3. EU諸国内(並びにスイス、ノルウェー)の各国が認可した大学病院、附属病院。
    注:EU 諸国内(並びにスイス、ノルウェー)は相互に研修病院を認可しています。
  4. 4. EU 諸国(並びにスイス、ノルウェー)域外は、大学当局が個別に認可した研修病院。

ハンガリーの医学部卒業と医師免許

ハンガリーの医師国家試験は、6年次に卒業論文を完成させた後、英語で行われます。医師国家試験に合格することによって医学部を卒業することができます。最初の1~3年次は基礎医学の課程ですが、日本の医学部と同様に“解剖学”や“生理学”、“病理学”など膨大な知識を記憶に定着させなければいけない難関科目があります。4年次以降は内科や外科といった臨床医学の課程になりますが、基礎医学で身に付けた知識が臨床の現場で役立ち、医師になる目標に近づいていることが実感できるようになります。

ハンガリー大学卒業後の進路

ハンガリーの医学部を卒業した後の進路としては、次のような選択が可能です。

  1. 1. ハンガリーの医療機関
  2. 2. 日本の医療機関
  3. 3. EU諸国および他国の医療機関
  4. 4. 発展途上国の医療機関
  5. 5. 国連などの国際機関

それぞれの場合において試験などの条件が異なるため、あらかじめ計画を立てて準備を進めることが重要です。漫然と考えていて直前になってこうしたいと思っても、ビザの問題等で遅すぎて何も出来ないという場合があります。それらの問題にも迅速に対処し、サポートを行います。