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 医師は、医師免許がなければ働けません。日本の医師免許がなければ日本で医師として働けません。アメリカの医師免許(厳密には州の許可)がなければアメリカでは働けません。EUでの医師免許がなければEUでは働けません。
 医者であれば世界のどこであろうとそこで一生をささげるという人生もありますが、日本人で将来日本に戻ってくることを考えている人であれば、日本の医師免許を取得するということが第1条件になるでしょう。そこで、ここでは日本の医師免許について概略を述べておきます。
 
日本あるいは外国の医学部を卒業しなければいけません。
医学部を卒業した後、医師の免許を取得しなければいけません。
この場合、国によって制度が違います。
1)イギリスなどのように医学部卒業すれば、自動的に医師免許がもらえる国
2)日本などのように大学を卒業後、医師国家試験を受けなければいけない国
3)アメリカのように医科大学院に在学中にUSMLEの一部の試験を
  受けなければいけない国
 
上記のように国によって制度が違いますので、外国で医師の免許を取ってきた場合には、日本の医師国家試験を受ける資格があるかどうか厚生労働省に審査をしてもらわなければいけません。この審査を受けて、「貴方は受験資格があります。」と言われて初めて「医師国家試験」を受けることが出来ます。ですから、資格審査の申請をしたときに次のように言われる可能性があります。
1)貴方は受験資格がありません。
2)貴方は本試験を受ける資格はありませんが、予備試験から受けてください。
3)貴方は、本試験を受ける資格があります。
 
ここで資格審査の申請ですが、各人が個々に大学を卒業した後に(16種類もの)必要書類をそろえて、厚生労働省に提出しなければいけません。その上で、個別に審査されます。ですから、同じ大学を卒業してきたからと言って、同じ審査結果がでるとは限りません。例えば、大学の成績ですが、Aさんが非常に優秀な成績だけれども、Bさんは成績が悪いというような場合に、審査結果が違ってくる場合があります。
 
ただ、本人の成績等のそういう個人の属性の問題を抜きにして、最低限どの大学に行ったら、本試験の受験資格を得られるのかということを予め押さえておく必要があるでしょう。最初からこの大学では、受験資格はもらえないというような大学に行った場合は、5年ないしは6年という年月が無駄になってしまいますし、それは悲劇です。
 
最低、予備試験の資格をもらえる大学に行かなければ行けませんが、予備試験からの医師国家試験の最終合格者の比率は10%ぐらいにしか過ぎません。しかも、本試験を受けれるようになるまでには、筆記試験、口答試験、その後1年以上の実地修練を経なければなりません。
 
ですから、どうしても本試験の受験資格をもらえる可能性の高い大学に行くということが、非常に大事になって来るでしょう。
 
同じ条件でも、書類の出し方でも違ってきますので、充分注意が必要です。
 
その後、医師国家試験の受験準備をして、受験をすることになりますが、ハンガリー医科大学事務局がお手伝いしますので、ご相談下さい。
 
医師国家試験に合格した後、日本の臨床研修病院で2年間の臨床研修が必要です。ただ、これも運用に幅があるようです。
 
 
【参考】
 外国医学校卒業者等の医師国家試験受験資格認定基準と予備試験受験資格認定基準の比較
 
 
  医師国家試験
受験資格認定
医師予備試験
受験資格認定
根拠法令 「医師法」第11条第3号 「医師法」第12条
外国
医学校の
修業年数
医学校の
入学資格
高等学校卒業以上 (修業年数12年以上)
医学校の
教育年限
6年以上
進学課程2年以上
5年以上
専門課程4年以上
医学校卒業
までの修業年限
18年以上 17年以上
専門課程の授業時間
4,500時間以上で、かつ一貫した教育を受けていること 3,500時間以上で、かつ一貫した教育を受けていること
医学校卒業からの年数
10年以内(但し、医学教育又は医業に従事している期間は除く)
専門科目の成績 良好であること
教育環境 大学付属病院の状況,教員数等が、日本の大学とほぼ等しいと認められること
当該国の政府の判断
WHOのDirectory of Medical Schoolsに原則報告されていること
医学校卒業後、当該国の
医師免許取得の有無
取得していること 取得していなくてもよい
当該国免許を取得する
場合の国家試験制度
制度が確立していること 制度が確立していなくてもよい
日本語能力 日本の中学校及び高等学校を卒業していない者については、日本語能力試験1級(相当)の認定を受けていること
日本語診療能力調査 別に定める評価以上であること -
認定 上記の全てを満たしていること
 
 
 
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