2025年10月3日から5日にかけて、ハンガリー国立セゲド大学医学部英語コースの開講40周年を記念する同窓会イベントが開催されました。
 
ノーベル賞受賞者アルベルト・セント＝ジョルジ博士の名前に由来する医学部は、カタリン・カリコ博士の活躍や、世界的な大学ランキングでの高い評価により、近年さらに注目を集めています。
 
記念イベントでは、新しい臨床複合施設や感染症科、小児科、耳鼻咽喉科、さらに2023年に完成したトレーニングセンターが紹介されました。参加者は最先端のスキルラボや献体ラボを見学し、セゲド大学が築いてきた40年の歩みを肌で感じるひとときとなりました。
 
副学長マルタ・セル教授
「40年にわたって英語で教える医学教育を先駆的に進めてきたことが、大学の発展において大きな強みとなり、他学部でも外国語プログラムの拡充につながりました。」
1985年にわずか34名で始まった英語コースは、現在では新入生だけで250名を超える規模にまで成長しています。また大学全体としては、全学生の5人に1人が留学生で、130か国以上から学生が集まっています。
 
イベントには第1期生の卒業生も参加し、学生時代の授業を通して仲間との絆が深まったこと、そしてその絆が今もなお大切なつながりとして続いていることを語ってくれました。
 
セゲド大学で日々努力を重ねる在校生の皆さんも、こうした卒業生の姿に励まされながら、将来、世界の医療現場で活躍する人材へと成長していくことを心から願っています。