ブレイクスルー賞授賞式がハリウッドで行われ、セゲド大学のKatalin Karikó教授をはじめ、世界的な研究者たちが、各界著名人から祝福されました。
 
「世界を変える科学者」に贈られる賞として、mRNAのパイオニアであるKarikó教授が、2022年の「ブレイクスルー賞」のライフサイエンス（生命科学）部門を受賞しました。
 
2023年4月15日、第9回授賞式は、ハリウッドスタイルの艶やかなセレモニーで、科学会のスターたちをレッドカーペットが出迎えました。
 
映画『プリティ・ウーマン』でも知られるビバリー・ウィルシャー・ホテルの美しい一室が、この特別なイベントのために用意され、mRNAを用いたCOVID-19ワクチンの開発で重要な役割を果たしたKatalin Karikó教授と、彼女の同僚でアメリカ人研究者Drew Weissman氏が壇上に上がりました。
 
Karikó教授は、壇上で自身のことを次のように語りました。
 
「私は1985年に夫と2歳の娘とともにハンガリーから米国にやってきました。私たちは何十年にもわたり、懸命に働いてきました。今日ここに一緒にいるSusanは、勉強でもボートでも優秀で、アメリカ女子エイトのボートで2つのオリンピック金メダルを獲得しました。私は、mRNAを治療上有用な分子に変えるため、ほとんどの時間を研究室で過ごしました。ブレイクスルー賞を受け取りながら、私の家族のつつましい出発を振り返り、ここアメリカで与えられたすべての機会に感謝しています。」