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センメルワイス大学:移植外科はヨーロッパの最先端を行くトピックス一覧

欧州の臓器移植ネットワークであるユーロトランスプラントが発表した最新のデータベースによると、8ヶ国にあるユーロトランスプラントの移植センターの中ではセンメルワイスの移植外科が行った死体腎移植の件数が最も多く、肝移植の件数は3番目に多い結果となりました。

 

移植外科は、ハンガリー北西部の地域において腎移植のための恒久的な医療サポートを行っています。昨年実施された167件の腎移植のうち11件は、子供の患者でした。ユーロトランスプラントは、欧州に77ヶ所の腎移植センターを持っていますが、センメルワイス大学の移植外科は、その中でも最も優秀な実績を残し、147件の死体腎移植を行いました。

 

肝移植においては、移植外科は全国的な医療サポートを展開したことにより、昨今では移植手術の件数が大幅に増加しています。ユーロトランスプラントの49ヶ所の肝移植センターの中でセンメルワイス大学の移植外科が行った肝移植手術の件数は3番目に多く、いくつかのEU研究センターの実績を上回る実績です。また、89件の救命手術のうち、6件は子供の患者に行われたものです。

 

移植外科長のDr. Zoltán Máthéは、次のように述べています。「ドイツ式の優れた共同作業と献身が素晴らしい成果につながっています。すべての移植手術では、30人以上の専門スタッフによる一糸乱れぬ協調が求められるので真のチームワークと言えます。」

 

ハンガリーが2013年にユーロトランスプラントのメンバーに加わったことにより、ハンガリー人の患者も同様に国外のドナーから臓器提供を容易に受けることができるようになり、緊急性がある手術や子供の治療には特に有益になります。また、メンバーになったことにより、国際基準に準拠することが求められます。

 

移植外科における臨床活動と移植手術は、2015年10月にISO 9001品質保証システムにより認証されており、移植外科が最新の品質保証の条件に適合していることを意味します。