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センメルワイス大学:移植外科がヨーロッパの医療機関でトップにトピックス一覧

臓器移植ネットワークのユーロ・トランスプラントの発表によると、センメルワイス大学の移植外科が行った2014年中の腎臓移植は最多となりました。他のヨーロッパの8ヶ国にある医療機関と比べ、センメルワイス大学は、臓器移植の分野では一番多く、腎臓移植が236件で最多、肝臓移植は5番目に多く、75件の移植手術が行われました。

 

センメルワイス大学の移植外科は、ヨーロッパにある76の腎臓移植を実施する医療機関の中で第1位になったことにより、ドイツの医療機関をはじめ、数多くの有名なヨーロッパの医療機関より優れた結果を達成したことになります。また、2014年は肝臓移植においても成功の年となりました。49のヨーロッパの医療機関の中で5番目に多い肝臓移植を行いました。移植外科は、初めて肝臓移植を成功させてから20周年を迎えた年に大きな功績を残すことができました。

 

移植外科は、昨年のように数多くの腎臓・肝臓移植手術を行ってきたわけではありませんでした。移植外科部長のゾルタン・マテ教授によると、この2つの実績は、卓越したチームワークと医療スタッフの多大な努力といったドイツ式の労働環境により達成できたものです。高度な専門技術以外では、方策や観点を変えたことが今回の実績に貢献しています。これは、2013年は241件の手術に対し、2014年は319件の手術が行われ、臓器移植の件数が大幅に増加したことにも反映されています。

 

ハンガリーは、2013年にユーロ・トランスプラントに正式に加盟しましたので、ハンガリーの患者は、国外からでも臓器の提供を受けやすくなりました。この加盟により、国際基準への統合も義務になります。ゾルタン・マテ教授がユーロ・トランスプラントにおいて掲げる目標は、国内のドナーが提供する臓器のみを使用している国にいる多くの患者を治療することです。