センメルワイス大学・ペーチ大学・セゲド大学・デブレツェン大学を訪問!
未来の医学生たちが見たヨーロッパの医学教育の現場
2025年7月26日から8月3日まで、中学3年生から高校2年生の生徒16名と高校の先生5名が参加するハンガリー医学部キャンパスツアーが実施されました。
訪問先は:
センメルワイス大学(ブダペスト)
ペーチ大学(ペーチ)
セゲド大学(セゲド)
デブレツェン大学(デブレツェン)

このツアーでは、各大学のキャンパス見学をはじめ、在校生や卒業生との交流、解剖学施設の見学、市内散策、現地医師による講演の聴講など、非常に濃密な学びの時間が用意されていました。
在校生との交流が参加者の心を動かす


参加者の多くが「一番印象に残った」と口を揃えたのは、在校生や卒業生との直接の交流でした。
「各校6人ずつくらいの在校生に話を聞く機会があり、もう聞くことがないくらい、たくさん話せた」
「市内散策では、現地に長くいる同年代の先輩方が案内してくれて、心強かった」
「在校生の一言一言に重みと逞しさを感じた」
医学生のリアルな生活、授業の内容、試験対策、海外での生活の苦労や楽しみなどを率直に聞くことができ、進路へのモチベーションが大きく高まった様子が伺えました。
大学ごとに異なる「雰囲気」と「学びの特色」

同じハンガリー国内でも、大学によって学生の雰囲気やカリキュラムの特色が大きく異なることも発見でした。
「大学ごとに学生の雰囲気が違って、それぞれの大学の特徴が学生に表れていた。違いを見つけるのが楽しかった」
特に、ペーチ大学の解剖学実習施設では、ホルマリン漬けの人体標本や臓器の実物を見ることで、教科書では学べない『医学のリアル』に触れることができました。
「教科書の平面とは違う、身体のリアルが見れた」
「人体や血管・筋肉などを間近で見られたことが非常に貴重だった」


現地で医師として活躍する卒業生の講演で現実味を帯びた「ハンガリーで医師になる」という選択肢
プログラム中には、黒川先生による特別講演も開催され、ハンガリーで医師として活躍する姿がより具体的に描ける機会となりました。
「キャンパスツアーと講演を通して、ハンガリーで医師をする実感が湧いた」
学びだけでなく、異文化体験も満載
ハンガリーならではの歴史的な建造物や街並み、伝統料理などにも触れる機会があり、生徒たちにとって異文化理解や視野の拡大にもつながる旅となりました。


「日本とは全く違う景色が印象に残った」
「観光もさせてもらえて、とてもいい経験になったと感じています」
最終的な満足度は… 93%!
8日間という短くも濃密な時間の中で、未来の医学生たちは多くの刺激と学びを得ました。参加者アンケートの満足度は93%と非常に高く、多くの生徒が「また行きたい」「迷いが吹っ切れた」と語ってくれました。
最後に
医学部進学という大きな選択の前に、海外で学ぶという現実的な選択肢を自分の目で確かめられたことは、参加者にとって何にも代えがたい財産になったことでしょう。
ハンガリーの医学部は、これからも多くの日本人生徒にとって、夢への扉を開く場所であり続けると確信しています。
