学生からのメッセージ

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卒業生のメッセージ

2016年セゲド大学医学部卒業 大谷安奈さん

1.ハンガリーの医学部への進学を決めた理由は何ですか?
私は高校生活をニュージーランドで過ごしました。留学で培った英語を生かしながら医学が学べる大学を探していたところ、インターネットでハンガリーの医学部の存在を知り、セゲド大学への進学を決めました。
2.医学部在学中は、普段どのように勉強をしましたか?
基本的には自宅で参考書やインターネットの動画を見ながらノートを作って勉強しました。試験範囲が広すぎるときは、友人と分担してノートを作ったり、勉強会を開いてお互い教え合ったりしながら勉強しました。
3.勉強面・生活面で苦労したことを教えてください。
莫大な試験範囲をカバーするために自分をコントロールし、日々勉強のノルマを決め、それを継続してこなしていくのに苦労しました。 生活面では苦労とまではいきませんが、日本のように24時間365日営業しているお店が少ないので、営業時間や休業日を気にして買い物をしなければならなかったことが少し不便に感じました。
4. 英語で授業を受けることに不安はありませんでしたか。
高校時代留学していたので特に不安はありませんでしたが、医学英語を学ぶのは初めてだったので最初は覚えるのに苦労しました。
5.ハンガリーに行って良かったことを教えてください。
ヨーロッパの古く美しい街並みや建物を間近に感じながら生活したり、実習したりしたことです。現地の友人と国内旅行をするなど、ハンガリーの文化に触れられたことはもちろん、多種多様な国の学生と交流することもでき、より広い視野が持てるようになりました。また、試験形式は殆ど口頭試問なので、プレゼンテーション能力を鍛えることもできました。
6.ハンガリーの医学部を卒業するために必要なことは何だと思いますか?
自分を知ることです。自分にはどのような勉強スタイルが合っているのか、ある試験の対策をするにはどのくらいの期間を要するかなど、自分の能力を把握した上で計画をたて、試験に臨むことが必要だと思います。また、適度に息抜きの時間を作り、On-Offをしっかりと区別することも重要です。
7.日本の医師国家試験対策の学習で大変だったことは何ですか?
皆が解ける問題を解ければ合格できるといわれている医師国家試験ですが、私の場合はほぼ独学で、日本の医学生が知っていて自分は知らないことは何なのか、また、日本の医学生はどのような勉強をしているのかなどの情報量が圧倒的に少なかったことです。また、ハンガリーでは英語でしか医学を学んでいなかったため、日本語の文章を読むスピードが遅く、問題を解くのにも時間がかかってしまい苦労しました。
8.医師国家試験に合格し、日本で医師として活躍する夢が実現しました。現在の心境を聞かせてください。(ハンガリーでの留学、国家試験の勉強を振り返っての感想など)
セゲド大学を卒業後、日本に帰国してから医師国家試験まであっという間でした。正直なところ、まだ医師国家試験に合格したという実感はあまりありません。勉強しているときは不安ばかりで、模試の結果も伸び悩み挫折しそうな気持ちになったこともありましたが、諦めずに勉強を続けたことで目標を達成できてとても嬉しいです。
9.ハンガリーの医学部に入学を検討している方にメッセージをお願いします。
ハンガリーの医学部へ進学することは、医学を英語で学ぶことに興味のある方、国際的な医師を目指したい方にとって最適な選択だと思います。進級することは決して簡単ではありませんが、医師になりたいという強い意志を持ち続け、自分の能力を信じて勉強に励むことができれば、卒業することは難しくはないと思います。また、ハンガリーは治安もよく住みやすい国なので、安心して勉学に専念できます。是非ハンガリーの医学部で医師になるという夢を叶えてみてください。