卒業生のメッセージ
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卒業生のメッセージ

2014年ペーチ大学医学部卒業 神野和志くん

 私は地方の公立工業高校出身で、同級生には医学部はもちろん大学進学者もいませんでした。高校時代にやりたいことが見つからず、卒業後は約3年間、フリーターをしていました。そんなとき、感染症の専門医としてWHO(世界保健機関)で活躍する進藤奈邦子さんの姿をテレビで見て感動し、医師を志すことにしました。
 けれども、独学で受験した日本の医学部は不合格で、ハンガリーへの留学に賭けることにしました。幸い、医師になりたいという熱意が伝わり、予備コースに合格し、22歳でハンガリーに渡りました。
 ハンガリーに行ってから英語の授業を完璧に理解するようになるまで3年ぐらいかかりました。医学部に入学した後は、授業終了後に毎日5時間、試験前には1日10時間の猛勉強を続けました。ハードな日々でしたが、同じ医師をめざす仲間に恵まれ、苦痛に感じたことはありません。
 昨年7月に無事に卒業でき、EU圏内で承認されている医師免許を取得したほか、在学中に米国医師国家試験(USMLE)にも挑戦しました。USMLEはステップ1(基礎知識)、ステップ2(臨床知識・技術)、ステップ3(高度な医学知識)の3段階があり、ステップ2に合格すれば、アメリカで研修医として勤務することができます。私が合格したのはステップ2の臨床知識までですが、同級生の中にはステップ2の臨床技術に合格した学生もいます。日本人学生が、EU、アメリカ、日本のトリプル医師免許の取得をめざすことも十分に可能なわけです。
 日本に帰国後、今年2月に行われた医師国家試験を受験し、合格することができました。現在は、筑波記念病院で、研修医として医療活動に従事しています。
 将来の目標は、グローバルな視点で活動することです。ペーチ大学には様々な国から学生が集まっていました。英語圏以外からの留学生は、みんな英語が得意ではなく、日々、つたない英会話で異文化交流を楽しみながら、お互いに英語力を高めていった感じです。まずは国内で医師としての実績を積むことが先決ですが、いずれは諸外国で活躍している同級生たちと連携していけるような医師になりたいと考えています。
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