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藤原悠輝さん 【国立センメルワイス大学】

この度ハンガリーの学生生活について文章にする機会を与えていただきましたが、全てを文章でお伝えするのは難しいので、大きく分けて3つの事をなるべく簡潔に書こうと思います。2つはセンメルワイス大学及び入学試験について、もう1つはハンガリーの私生活について僕が感じた事を伝えたいです。

センメルワイス大学は皆さんご存知の通りハンガリーの首都、ブダペストに位置する大学です。その為地方の大学比べると人気が高いの特徴です(日本人のみではなく外国人からも)。そして近年ハンガリーの医学部を受験する人数、つまり受験者数が爆発的に増えています。僕自身、入学試験は北欧で受けたのですが、北欧だけでも受験者は200人以上はいました(僕以外は皆北欧の人です)。以上の事から推察される通り、昔とは違い入る時点で理科の学力、英語力でのある程度の絞り込みがあります。受ける側の人からすると嫌な話ですが、その分生徒の質、教育の質は上がるので、学びという観点だと良い事かと思います。

センメルワイス大学における進級は、日本人、外国人問わず厳しいものだと思います。その理由としては、解剖学、2年生の2学期という2つの要因が大きく関わっていると思います。

具体的に言えば、解剖学と一括りにされますが実際には、発生学、組織学、解剖学の3つが一緒になっています。つまり3科目それぞれの筆記、口頭試験を同時にパス出来ないと解剖学のサインが貰えません。また最後一個だけ残して試験に落ちた(例えば解剖学の口頭試験だけを落としてしまった)場合でも、一からやり直しになります。正直勉強をやれば普通にパス出来ますが、この事は精神的には結構緊張したり大変だったりします。 また2年生の2学期には解剖学、生理学、生化学のまとめの試験が待ち受けています。解剖学は2年分、生化学は1.5年分、生理学は1年分の試験が3年生に上がる為の条件として存在しているので、ここで引っかかる人はとても多いです。日本人だけではなく外国人も苦しんでいる事から、英語がネイティブ並みに話せるからといってセンメルワイス大学での学業が簡単になる訳ではないです。

読み直してみると結構深刻に書いたみたいですが、勉強してれば良い話なので挑戦してみようと思ってた人は恐れず挑戦してみて下さい。

ハンガリーの私生活は、思っていたよりもだいぶ快適です。街中にトラムやバスが走っているので移動も楽です。ただ日本食を高いクオリティで食べる事は出来ないので、そこはちょっと寂しいかと思います。 また趣味、スポーツ等もたいていのやりたい事は出来ます。僕自身、ボルタリングしたりやハンガリーのサッカーのナショナルリーグに参加したりと色々出来ているので、勉強以外の時間を充実させる事は多いに可能です。(英語で十分ですがハンガリー語が少し分かると格段にやれる事が増えます)

ハンガリーの医学部に来る良さ、悪さは色々ありますが、自分でしっかり決めて来た道を良い物にするという覚悟を持って渡洪されると良いと思います。

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