学生からのメッセージ

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Message from Our Students

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学生からのメッセージ

M.T.さん 【国立セゲド大学】

高校3年生の1月からインテンシブコースで学び始め、ハンガリーでの生活もあっという間に一年半が経ちました。渡欧が決まった矢先、ハンガリーでのシリア難民問題が連日報道され、テロへの脅威やEU崩壊の危機も叫ばれる中での留学に家族はどれだけ心配したことだろうと思います。それでも笑顔で送り出してくれた家族に、今とても感謝しています。

異国の地での一人暮らしは、すべての結果が自己の「責任」です。今まで家族に頼り切りの生活から、いきなりたった一人で一家の主にならなければならない重圧はかなりのものでした。勉強も大事だけれど何よりまずは病気にならない体づくりが大事だと心に決め、きちんと3食を摂れるよう頑張って自炊をしてきました。その甲斐あってか今日まで体調を崩すこともなく勉強に勤しめています。

高校はリベラルアーツだったことから、「覚える」ことより「考える」ことを重視する授業が中心であったため、医学に大切な生物や解剖学という「覚える」教科に頭を悩まされました。しかし、スタディールームで行われるチューター(勉強会)等で先輩から多くのアドバイスや資料等をいただき、同級生同士で自主的に集まって勉強会をしていくうちに徐々に自分なりの勉強法も見出しつつあります。このように、スタディールームは貴重な情報交換の場となっています。大学での試験はまさに情報戦ともいえ、友達や先輩から情報をより多くもらった者勝ちといった印象です。この点で日本人同士のコミュニティが強く、頼れる先輩方が多いHMUを選んだことは本当に正解だったと日々痛感しています。

今夏、日本での一か月間の看護研修では、見てみたかったチーム医療の現場を目の当たりにしました。初めての現場で、多くの業務と日々生まれてくる様々な問題点に臨機応変にかつ確実に対応していく看護師のパワーに感動し、多忙な中で看護師が医師や患者・家族との密な情報交換の中心となっていることを学びました。日本では看護研修にあまり重きを置いていない大学もあると聞き及びますが、この看護研修は、医師が周りの看護師や薬剤師、患者・家族、その地域という多くの協力者に支えられている、ということに気づかされる良い機会だと思います。

不安一色で始まった留学生活ですが、いざ始めてみると懸念されていた治安の心配も無く、想像以上の暮らしやすさに驚いています。アパート決めや生活面での問題、その他複雑な契約等、全て東京事務局と現地コーディネーターの方々がサポートしてくださるおかげで、大変心強いです。また、セゲドでは学生の街として有名なだけあって、いたるところで勉強をしている学生を見かけます。静かな環境も治安の良さも、勉強に集中できることに繋がっているのだと思います。私はそんな大好きなセゲドの街で共に同じ目標を持つ仲間と頑張っていきたいと思っています。

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