学生からのメッセージ

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Message from Our Students

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学生からのメッセージ

圓山晶子さん 【国立セゲド大学】

早いものでここハンガリーでの生活も6年目になります。
私は、ハンガリー医科大学事務局からの第1期留学生で、ハンガリーに来た当時は、日本人学生の前例もほとんどなく、日々の生活から、大学の勉強まで、慣れないことばかりでした。日本で当たり前のことはここでは通用せず、度々今までの常識とのギャップや驚きでいっぱいでした。ここハンガリーの医学部は、入学にあたり特に日本のような難関な試験はないかわりに学期ごとに厳しい試験があり、無事進級していくいために自然と学生同士助け合い、励ましあって、共に頑張って乗り越えてきました。

私は高校卒業まで普通に日本の学校に通い、留学とはまったく無縁の人生でした。英語が特別に堪能ということもなく、ただどうしても医者になりたいという思いでここに来たので、当初はハンガリーという未知の地で無事にやっていけるか不安も多くありました。

まず生活面ですが、ハンガリーは日本同様あまり英語は通じません。しかし、家探しや必要な手続きや登録、病気や事故といったいざというときなどはHMUの現地スタッフの方が手伝ってくれますし、大学のオフィスでも英語が通じるので心配はないと思います。もちろんこちらから何も言わなくても手取り足取りということではないので、大学生らしく自分から訊ねて行動を起こすという最低限は必要だとは思いますが。言葉のほうも大学でハンガリー語の授業もあるので、最低限生活で必要な会話は必要に応じて使えるようになります。

次に勉強面ですが、まず本格的な医学を学ぶ前に準備コースという期間が1年間あり、医学を学ぶ上で必要な生物、化学、物理などを英語で学び、同時にハンガリーの生活に慣れることもできました。私自身英語で勉強するというのは初めてのことでしたが、毎日授業に出て、最初はわからなくても先生の説明する英語を聞いて、まずは英語に慣れ、分からないことは放っておかずに質問し、本やインターネットで調べ、自分なりの勉強法を確立することができれば問題はないと思います。ただし前述したように入学したからといって進級していくのは容易ではなく継続的に努力し続けなくてはいけませんし、それには医師になりたいという気持ちを、モチベーションを維持し続けなくては難しいと思います。人によっては日本の大学に浪人してでも入って楽をしたいという人もいるかもしれません。しかし、ハンガリーは大学に入る地点で足踏みをするのではなく、大学に入り難しくても医学を学び始めることができます。医学の道には必ずどこか細く大変な地点があって、どこで頑張るか選べるのではないかと思います。そして医師になりたいという気持ちと学びたいという気持ちがあるのなら私はハンガリーに来ることを勧めたいと思います。

大学には、様々な国から学生が来ています。その多くは馴染みのある英語圏の国ではなく、きっと今まで接したことのない国ばかりだと思います。どの学生も彼らの国の常識や考え方があって最初は慣れないこともたくさんあると思いますが、彼らと英語という共通の言語で会話して互いを知っていくのはとても面白いことです。またヨーロッパならではの陸続きの地形から、休暇中は近隣の国を訪ねて色々な経験をすることも容易にできます。卒業後も日本で医師を目指すもよし、別の国で働くもよしと将来の可能性は人それぞれに広げられると思います。

私が来た当初は少数だった日本人も年々増えてきて、比較的大きなコミュニティーに成長しました。もし、本当に医学を学びたいと思ってハンガリーに来るのでしたら、多少なりともハンガリー生活の先輩として、一緒に頑張っていける日を楽しみにしています。

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